LGBT理解増進法案に関する差別的発言に抗議する会長談話
投稿日時:【 2021年 05月 27日 】    

   LGBT理解増進法案に関する差別的発言に抗議する会長談話

 

 本年5月20日、自民党部会と性的指向・性自認に関する特命委員会との合同会議において、「性的指向および性同一性に関する国民の理解増進に関する法律」(LGBT理解増進法案)についての法案審査が行われたが、報道によると、当該法案の目的に「性的指向および性自認を理由とする差別は許されない」と記されていることに関連して、LGBTは「生物学上、種の保存に背く。生物学の根幹にあらがう」「道徳的にLGBTは認められない」という趣旨の発言があったとのことである。また、同日、山谷えり子参議院議員は取材に対して「女子の競技に男性の身体で、心が女性だからっていって競技参加して、いろいろメダル取ったり、そういう不条理なこともあるので少し慎重に」と発言したと報道されている。

 

 報道が事実だとすれば、これらの発言はLGBTなど性的少数者の尊厳を損なう差別発言であり、トランスジェンダーの実態に対する無理解を示したものであって、性的少数者への差別や偏見を助長するものと言わざるを得ない。しかも、政権与党の国会議員による発言はその影響力も軽視できない。

 

 当会は、2019年3月、「レインボー宣言~性の多様性を尊重し性的少数者のさらなる権利保障に努めることの宣言~」を発表し、性の多様性が尊重される社会づくりを目指した様々な取組みを進めている。当会は、上記差別発言に抗議するとともに、国会議員が改めて性の多様性を理解・尊重し、性的少数者の権利保障に積極的に取り組むことを要望する。

 

 

2021年(令和3年)5月27日    

沖縄弁護士会             
会長  畑    知 成       

 

 

 
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